人類が現在直面している難問「地球温暖化」について
■ なぜ地球は温暖化したのか?
人類が作り出した化石燃料文明が人口増加と相俟って地球温暖化と言う難問を惹起したのである。
■ 地球温暖化を放置するとどうなるか?
地球全体が温暖化すると雨の降り方が変わる。→農業、漁業、自然生態系に重大な影響
病気の発生も変わる、たとえば日本になかったマラリアの発生
グリーンランドや南極の氷床が溶けて大幅に水位が上昇する。→水没する国が出て国土が減少する。
■ 地球温暖化問題を解決するにはどうしたらよいか?
産業革命前の気候に戻すためにはCO2排出量をゼロにしなければならない。
そのためにはCO2排出量をゼロにする新エネルギー文明を創出しなければならない。
■ しかし問題はそれほど簡単ではない。
一旦大気中CO2濃度が増加したものを産業革命前のレベルに引き下げるには、数千年の時間を要する。
大気中CO2を海洋が吸収して濃度を下げるのにこれだけの時間がかかるためである。
■ 氷床融解による水位上昇などの悪影響を抑えるには、出来るだけ早く、遅くとも今世紀中に人為的CO2排出量をゼロにする必要がある。
そして第2、第3の地球温暖化問題を起こさないため、地球のエネルギーバランス監視体制を確立しなければならない。
指導; 時岡達志 元地球環境フロンティア研究センター長