医薬分業とは

 医師は患者様を診察して飲んでいただく薬の処方箋を発行する。
 患者様は病院・医院で薬の代わり処方箋をもらいそれを調剤薬局に持ってゆく。
 調剤薬局では薬の調剤、投与を専門の薬剤師がする。
 医師の仕事と薬剤師の仕事を分割するシステムである。


医薬分業の歴史

ヨーロッパで時の権力者が医師らの陰謀によって毒殺されることを防止するため、病気を診察する医師と薬を投与する薬剤師を分けたことに由来する。
日本ではなじみにくい制度であるが医療費抑制という観点から厚生省が導入,推奨している。がその効果は疑問視されている。


医薬分業の良いこと、悪いこと

1. 医師と薬の専門家薬剤師によって薬が二重チェックされるので、安心して服用できる。
2. 薬に関する質問には専門の薬剤師が丁寧に説明してくれる。
3. 薬の名前、効能効果や副作用の情報を書いた「薬剤情報」を渡してくれたり、説明してくれる。
4. 「かかりつけ薬局」を決めておくと 複数の医療機関にかかってもらう薬の飲みあわせについても確認してくれる。
5. 薬を受け取るまでの待ち時間が短縮される。
その一方で
6. 病院・医院と薬局の2カ所に行かなければならない。
7. 患者様のご負担いただく負担金が少し増える事がある。
などのマイナスのこともあります。

おわかりにくいことはお気軽におたずねください。