冷房の効かしすぎには注意したいものです。
冷房の設定温度は28度程度に。
外気温との差5度が目安。


冷房をする季節になりました。山陽新聞に このページ下のような
「冷房病に注意して」
川崎医療福祉大学の 植木絢子教授の注意が載っていました。
簡潔に要点がまとまってわかりやすいと思いますのでご紹介します。
新聞の記事は小さくて読みづらいので箇条書きふうにします。
(余談ながら植木教授とは大学時代の同級生です。)


植木先生の大学での学生たちとの楽しそうな写真が見えます。

植木教授に今年も冷房をする季節が来ました。
先生の原稿借用させてくださいとお願いしましたところ、
快くご了解下さるとともに丁重なお手紙までいただきました。謹んでご紹介します。
 

●  冷房病とは

冷房病は室内の冷えすぎや温度差の激しい室内外の出入りにより、体温を一定に保つ機能がある自律神経の働きが追いつかず体温調整が鈍ることで起こる。
女性はノースリーブやスカートなどを身につけると体が冷えやすいので注意が必要。

● 冷房病の予防

  予防策としては、冷房の設定温度は28度程度にし、室外との温度差は5度が目安。
職場やホテル、映画館など温度を自由に調節しにくい時は上着を用意したり、熱が逃げやすい首回りにスカーフを巻いたりして自衛する。
冷えやすい腹や下半身にも気をつけ、ひざ掛けがあると便利。
食生活では体を温める食べ物を積極的に取るようにしたい。 ニラ、カボチャ、ショウガ、ニンニクなどにもその作用がある。
入浴の際には38度くらいのぬるめの湯にゆっくり入り、血行を回復させる。夏場だからとシャワーだけでは冷え切った体を温めることが難しい。
また日中閉め切った家に帰ったら、冷房を入れる前に換気することも必要だ。
昼間温まった部屋は建材などに使われている化学物質の空気中濃度が高まっており、さらに、カビやダニでアレルギー症状を起こしかねない。
料理でガスを使うときは酸素欠乏にも気をつける。
カビが生えやすいエアコンフィルターの掃除もこまめにしてほしい。






               医療法人松樹会 小坂内科医医院