(HEAT STROKE)


高温、多湿の環境下で水分の補給をしないで長時間スポーツや作業を続けると、体温が上がり脱水を来します。 重症化すると全身の機能も障害されます。
熱中症は誰にでも起こりうる危険な病気なので、あついときにはこまめに水分を摂取、自分のペースで活動することが大切です。


●  熱中症の予防

炎天下でスポーツをしたり、作業を行うときは、早めに水分を補給するように心がけてください。
0.2%程度の塩分を含んだスポーツドリンクをとるとよいでしょう。
衣服は風通しが良くて軽い、熱を吸収しにくい白系統のものが良いでしょう。
梅雨明けなど急に気温が上がったときは、体が高温多湿環境に慣れていないので特に要注意です。
また疲れているとき、熱があるとき、寝不足、食欲不振があるときは熱中症にかかりやすいので無理は禁物です。

● 熱中症になったら

  活動中めまいや頭痛、気分が不快になったら速やかに休息をとり、水分の補給をしてください。無理をして活動を続けるとオーバーなようですが、命に関わる危険性があります。
水分補給、体を冷やす、休息、そして大変なことが起こるかもしれないという認識が大切です。
意識がない場合直ちに救急医療機関に搬送して下さい。
応急処置としては患者さんをすずしい木陰や冷房のあるところに移し、衣服を脱がせ霧吹きで体の表面に水をかけたり、足の付け根や首筋、わきのした、足首など動脈が触れる部位を氷で冷やし、体をできるだけ冷やしましょう。



冷房病について





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