高血圧症、高脂血症、糖尿病などは中高年になってからの病気ということで以前は成人病といわれていました。しかしこれらの病気は何気ない日常生活でのゆがみ(食べ過ぎ、運動不足 それによる肥満、喫煙、飲酒、ストレスの増加などなど)が大きく関わっており、平成8年より生活習慣病と呼ばれるようになりました。
生活習慣病の多くは自覚症状がほとんどなかったり、あってもごくわずかな変化で知らないうちに病気が進行、ある日突然に重大な病気を引き起こすことから、サイレントキラー(沈黙の殺人者)とよばれています。自覚症状のない生活習慣病を早期に発見するのは定期検診です。
次に主な検査の一般的な正常値をお示しいたします。ご自分の検査成績と比べてみてください
血圧
 中高年者  最高血圧135未満  最低血圧 85未満
 65才以上  最高血圧140未満  最低血圧 90未満
血中脂質
 コレステロール  220/dl 未満
 中性脂肪     150/dl 未満
血糖
 早朝空腹時       110/dl 未満
 ヘモグロビンA1c      5.8 未満
体重
 標準体重は22×身長(m)×身長(m)
                              

生活習慣病予防のために

食事
 一日30食品をとりましょう。
 塩分は1日10g以下、血圧の高い人は6g以下
 動物性脂肪のとりすぎに注意 (肉より魚)
 甘いもの 砂糖のとりすぎに注意
 食べ過ぎに注意(腹八分目)
運動
 歩くのが一番良い。一日1万歩を目標に、
 一日30分以上の運動をしましょう。
タバコ
 禁煙 年2回は検診を受けて下さい。
お酒
 お酒の上手なのみ方をご覧下さい。